アデレードで家を購入
アデレードで、「家を購入」と言うのも、そろそろ本格的に検討していかなくてはいけないなー。
そんな状況で、まだ購入していないので、本当は、タイトルは購入シミュレーションなのかな・・・。
けど、「家を購入」 と言えばかっこいいので、チョット書いてみたかったのだ。
けど、あまりにショッキングな現実を知って、実は、今家を購入する気持ちは萎えてしまったのである。
その現実って、どういうものだろう? と言う事で、チョットだけ紹介しよう。
家を購入に当たって、よく使う用語に、MORTGAGE (住宅ローン)と言う言葉がある。
今回、冷やかし半分、本気半分で、住宅ローン ブローカーに行って来た。
そこで、細かい情報を向こうに伝えて、住宅ローンを見積もってもらったのだ。
それが、下の内容。
| オーストラリアドル | 日本円換算 | ||
| 物件価格 | $350,000 | ¥33,250,000 | 家の購入金額 希望エリアで、3Bed Room(3LDK相当・オーストラリアの一般的な大きさ)の 一軒家で、平均的レベルの物件を購入前提で計算をお願いした。 ブローカーの人いわく、28万ドル〜35万ドル位が、それくらいの値段との事。 今回は、35万ドル(3325万円)に設定して計算してもらった。 |
| 諸費用 | $21,000 | ¥1,995,000 | stamp duty等 (税金) |
| 合計金額 | $371,000 | ¥35,245,000 | |
| 頭金 | -$50,000 | -¥4,750,000 | 最初に納めるのは、平均これ位 |
| FHOG | -$7,000 | -¥665,000 | 初めて家を買う人に対しては、政府から補助があるらしい |
| ローン金額 | $314,000 | ¥29,830,000 | この金額をローンに組みます。 |
| ローン金利 | 7.25% Fix (3年?固定) | 今のオーストラリアでは、平均的な金利 友達の話では、相見積などで競わせると、もう少し良いレートがでるらしい・・・ ちなみに、日本だと最近は金利が上がってきているといっても、 2.9%〜3.2%位 同じ借入金額で(契約にもよるが)13万円前後/月 |
|
| 月額支払金額 | $2,142 | ¥203,490 | なんと、月20万円の返済 |
| ボーナス時支払金額 | $0 | ¥0 | オーストラリアにボーナスと言う考えがないので、もちろんなし |
| 支払期間 | 30年 | ||
| 総支払金額 | $771,120 | ¥73,256,400 | 元金に対して 245.6% の支払 |
| 1オーストラリアドル = 95円で計算 (2007年1月上旬の為替レート) | |||
この月20万円の支払いと言うのにビックリしてしまったのだ。
仮に、今賃貸している家を購入するとなると、およそ35万ドルくらいになる。
その賃貸料が、月額 約1000ドル(9万5000円)なのだ。
オーナーは、その収入から(あるいは、自分の財布から)、水道料金(家賃に含まれている)、Council費用、保険等を払っている。
「それで、ペイ出来ているんだろうな」 と思っていたのだ。
だから、これくらいの物件価格(35万ドル)でも、住宅ローンの支払いは、月1200ドル位かな?と思っていたのだ。
それが、予想を大きく上回り、月額2142ドルなのだ。
しかも、それ以外に、毎年、水道料金、Council費用、保険料等を納めるとなると、住宅関係だけで、えらい額になる。
ちなみに、オーストラリア人の平均収入がどんなもんかと言うと、ネットで検索すると、
平均年収は320万位 ただ、オーストラリアドルが今は強いので、今は、400万円、あるいはその上をいくかも知れない。
けど、そっから税金を仮に20%引かれて、月給に割り振ってみると、手取りは26万7000円位しかない。
これだと、なかなかオーストラリア人も、(すでの不動産を持っている人以外の、若い世代は)不動産に手が出にくくなる訳だ。
ちなみに、僕も自分の収入(=hospitality業界のaward rate-法定賃金)をシミュレーションしてみた。
| Casual | 日本円換算 | Full-time | 日本円換算 | ||
| 時給 | $21.85 | \2,076 | $19.00 | \1,805 | |
| 税金 | $6.28 | \597 | $5.50 | \523 | 28.75%位 Tax Return(確定申告)で返ってくるかもだけど |
| 手取り(時間当たり) | $15.57 | \1,479 | $13.50 | \1,283 | |
| 週手取り | $622.80 | \59,166 | $540.00 | \51,300 | 週40HRs勤務として |
| 月収 手取り | $2,615.76 | \248,497 | $2,268.00 | \215,460 | 4.2週/月 として |
| 年収 Gross | $45,448.00 | \4,317,560 | $39,520.00 | \3,754,400 | 52週/年として |
| 年収 Net 手取り | $32,385.60 | \3,076,632 | $28,080.00 | \2,667,600 |
多少(10%位)給与が増えたところで、とてもじゃないけど、住宅ローンを払えない。
今は、Casualで働いているけど、無給休暇しかない点、sick leave等も無い点、雇用が保証をされていない点を考慮すると
full-time相当の収入で考えた方がbetter
月収の手取り $2268の(21万5460円)の中で、$2142のローン返済は不可能
又、現状の賃貸生活と比較して、水道料金、City Council費用、家に対する保険等が追加の出費として予想される。
例えば、看護婦等、もっと高給取りの仕事であれば、時給30〜40ドル相当以上の給与もあるだろうが、
オーストラリア人の平均年収を考慮すると、急激な不動産や物価上昇により、
平均的オーストラリア人が平均的オーストラリアの家を購入するのが難しくなってきている時代ではないだろうか?
金利が非常に高くなっているのも、問題のひとつだ。オーストラリアの景気が良いからのようだが・・・
仮りた金額の245%を返済すると言うのは、さすがに気が遠くなる。
又、不動産を含め、ここ数年の物価の上昇は明らかに異常である。
オーストラリアで、月20万円あれば、普通に暮らせるというイメージだったのだが、そういう時代は過去のものとなってきている。(気がする)
もう1つ、日本人的には、円安オーストラリアドル高も結構痛い。
この2年間だけでも、20%upしている。 僕のように、貯蓄の大部分が日本にある人にとってはW パンチだ。

過去5年半の為替相場の推移
5年半前は、1オーストラリアドル=60円台だったが、2007年1月現在 90円台に突入
たった、5年半で1.5倍である。 恐ろしい・・・・
正直、オーストラリアに移住して、普通に働けば普通の家が購入できて、普通に生活が出来ると思っていたが、
又、「事業を始めるなら持ち家が必要よ!」、と日本人に言われたので、(担保と言う意味で。これがオーストラリアでもそうなのか?不明だけど)、
今回住宅事情について色々と調べたけど、今回の調査の結果、家の購入はしばらくあきらめようと思う。
オーストラリア人の友達が、「普通に働いてたら、一生家なんか持てないよ。」と言っていたが、たしかに、その通りである。
これは、事実だと痛感する。
とりあえず、最初に自分の事業に対して投資をして頑張り、普通の家を購入できるように頑張ろうと思う。
ちなみに、その後、別のオーストラリア人の友達に、この僕にとって衝撃の事実を話すと
「もしかして、普通に家を購入しようとしていない?」と、家を購入する裏技を教えてもらった。
なるほど、そういう手があったのか・・・!、やっぱり経験者に聞くもんだなと思った。
2007年1月10日
KAPPA

両方) 2007年1月20日(土) のAdvertiser より
左) 2000万円くらいの家がなくなり
手ごろな物が手の届かないものになってきているとの事
この値上がりが半端でないのが痛い。
右) もう1つがインフレ
特にグラフにも出ているけど、06年前半の物価上昇は顕著で、
生活していてつらいものがあった。
それにつられて、公定歩合も上がる。
近々出るインフレ率の結果によっては、過去1年で4度目(1年以内にすでに3回利上げされている)の利上げがされるかもとの事
この利上げも、ますます家を遠のける要因です。
2007年1月22日 追加
KAPPA