2人で2ヶ月36万円の旅 〜ユーラシア大陸横断バックパッカーの旅〜
第4話 モンゴル&ロシア (ウランバートル後編 & シベリア横断鉄道)
ウランバートル〜シベリア鉄道でモスクワへ
ナーダムの時の、日射病は1日安静に寝ていたことで、すぐに復活した。
これからは、次の目指す国ロシアについて情報収集していかねばならない。
と、いうことでランバートル市内に「あずさや」と、いう日本人が経営しているバックパッカー宿に移動することにした。
ここでは、2泊したのだが、色々な日本人がいた。
例えば、元バッパーで、現在香港在住で、仕事は競馬で食べているということで、自分のことを「ハイテク競馬士」と、言ってる
あやしげな大人。大学を休学して、海外をふらついてる若人。
宿泊中の2日間は、色々人と話もできたし、ロシアからモンゴルに入国した人もいたのでロシアの情報を聞くことができてラッキーだった。
そして、通貨をロシアの通貨に両替に銀行に行くが、銀行ではロシアの通貨は扱っておらず、
マーケット内のモンゴル人がたむろしているような場所に連れて行かれ、その中の一人がおもむろに懐からロシアのルーブルを出してきた。
ブラックマーケットのような所は、初体験だったので、かなり怖い感じだった。
レートも言いなりだったけど、でも、とりあえずモンゴルのトゥグルク(Tg)からロシアのルーブルに代えることができた。
そして、シベリア鉄道に持ち込む食料をkappaと一緒に買出しに行った。
とりあえず簡単なカップラーメンを1箱(24個入)。固いパン、ハムを1個買った。
そして、駅まで行くときKappaとともにバックパックを背負ってバスに乗った。
所がこのバスの中で、kappaの傍をモンゴル人が何人が包囲していた。
さほど込んでいないバスの中なのになぜだろう?!バスから下車して理由がわかった。
kappaのバックパックの横に折りたたみ傘をつけていたのをバックパックの紐ごとナイフのようなもので切られて、盗まれていたのだ。
集団スリ団がいるとは聞いていたけど、実際に自分たちが狙われてみて初めて恐ろしさも知るし、怒りもこみ上げてくる。
でも、私たちのような貧乏人を狙わなくてもいいやんか〜!!
ともあれ、折り畳み傘だけの被害で済んでよかった!!
そして、いよいよシベリア横断鉄道へ。〜実は、このシベリア鉄道は、私が乗りたいと希望したのだった。
以前、テレビで何度か、シベリア鉄道の番組を観たことがあって、とても乗ってみたかったのである〜

左) ウランバートル駅からモスクワに向かって出発の時です。
長距離の列車の旅は初体験だったのでドキドキしてました!
この列車は、4泊5日の長旅で、寝台列車になっている。
私達のコンパートメントは、ノルウェーの熟年夫人アスティと、私と同じ年で銀行マンのオランダ人のトーマス、そして私とKappaの4人。
列車は、モスクワに向けてゆっくりと動き出した。長年、あこがれていたシベリア鉄道で旅ができるのが、
初めはとてもうれしくて仕方が無かった。と、いうのは列車の旅というのはのんびりしている。自由に動けるし、
寝台でゴロゴロ本を読んだり、昼寝したり・・・。
車窓の景色が美しく、とくにロシアに入国してからは、周りの木々が針葉樹に変わり、バイカル湖を見たときには感動した。
バイカル湖なんて、社会授業の時の地図帳でしか見たことが無かった所を、目の当たりにするのはとても感動する。
左)まるで「世界の車窓から」の様!バイカル湖が見えてきました。
右)途中何度か途中停車します。その時には、この様に物を買いに電車に
群がるロシア人でごった返しになります。
この列車に乗っている間、私たちの食料は、モンゴルで買ったカップラーメンが主な主食で、この食事が何食か続くと結構辛くなる。
ハムは、列車内の熱い熱気で早々に痛んでしまって捨ててしまったし、パンは石のように硬くて歯が立たなかった。
でも、シベリア鉄道は、途中何度か途中停車するのだ。ここで、すごかったのは列車にすごい人が群がって来るのである。
そこでは、モンゴル人が中国から取り寄せた洋服や、日用品をロシア人に売るのである。
ロシア人は、干した魚、イチゴ、ふかしたジャガイモを売るのだ。

左・中)買い物をする風景。モンゴル人が、ロシア人に衣類などを売っていました。
確か、当時ロシアでは、物が不足していた時期だったと思います。
右)オベリスクです。アジアとヨーロッパの境を通過した瞬間です!
隣のコンパートメントのモンゴル人のオヤジが何度か、洋服を売っているのを見かけたので、売っている品物を見せてもらった。
そこには、すごい量のジャージが入っていて、Adidasではなく、Adedasとなっている「バッタモン」であった。
これはどこで作っているのか尋ねてみたら、「Secret city!」と、言って微笑んだ!!全くいんちきなオヤジである。
この次の日、私は、このオヤジにすごい姿を見られてしまった。
この列車は、4日間モスクワに向けて走り続けるので、乗客である私たちはお風呂やシャワーには入れない!(当たり前)
この時期、車内はとても暑かった。
私は、どうしても耐えられず、トイレの小さな水道で体だけでも少し拭きたいと思い、トイレで、体を拭いていた。
そしたら、いきなりドアが開き、「ウワーァー」と、叫んだ私!鍵をかけるの忘れてた・・・涙!!
目の前には、昨日のいんちきオヤジが・・・。
私はというと、ブラジャーひとつだけ身付け、あとは全裸のオマヌケな姿。
思いっきり見られた!!鍵をかけ忘れた私がお馬鹿なのだが、かなり恥ずかしかった!
kappaに報告すると爆笑してた。「ネタができてよかったやん!!」だって・・・
くそー、馬鹿にして!!
それからモスクワに着くまでの2日間、いんちきオヤジと列車で会わないように気をつけていたのだ。
という、珍事件もありながら4泊5日でロシアのモスクワに着いた。
電車の缶詰状態に飽き飽きしていた私たちは、モスクワでの安宿G&Rホテル「Asia」に向かった・・・。
2005年8月21日
SUMIN 編集