2人で2ヶ月36万円の旅 〜ユーラシア大陸横断バックパッカーの旅〜
第8話 ブルガリア (ソフィア編)
イスタンブールからブルガリア(ソフィア)へ
イスタンブールからの夜行バスで、ブルガリアの首都・ソフィアに到着したのは早朝5時半ぐらいでまだ暗く、
その国際バスターミナルには人もまばらで、とても寒く、そしてとにかく眠くて仕方が無かった為、近くの喫茶店で日の出を待つことにした。
朝、7時くらいになるとようやく太陽も昇り始め、あたりも明るくなってきた。
kappaが、私がトイレに行っている時に、両替してくれる人を見つけてきて、
トルコ通貨(リラ)からブルガリア通貨(レバ)に両替してくれるように話をしていたらしかった。
私もkappaと一緒に両替の男がお金を数える手元を見ていたら、その男は何度も私に咳を吹きかけてきた。
「な、何?さっきから〜?」
と、思ったけれど、この時、その男がとんでもないことをしていたことに、私もkappaも気がつかなかった。
そのことに気がついたのは、両替した男の姿が見えなくなってからだった。
私とkappaは、手元に残ったレバの札束を数えてみた。でも、私はそこでおかしなことに気がついた。
さっきトイレに入ったときに1ドル(US)=1700レバから、200レバ使い(トイレの使用料を取られるんですよ)お釣りが1500レバだったのに、
kappaは73ドル分のトルコリラで1430レバしか手元に持っていないのだ。
それ以外にも、「USドルの大きい紙幣がほしいから、細かいUSドルと交換してほしいとい」と、言ってきたので快く交換してあげたが、
ここでも40ドルぐらい紙幣を抜かれていた。
「え”−?何かおかしくない?そして、あのお金の数え方も?」と、気がついた時にはあとの祭りで男の影も形もなく、
私たちはまんまとだまされたのだった。
総額、日本円で20000円ほど騙し取られた。
この時、ブルガリア通貨はデノミレーションの時期で、通貨がとても分かりずらかった。
あと、1円が133333トルコリラであったので、桁が多いので、通貨の計算は混乱した。
そして、新しい国に入ったばかりで、その国の通貨になれていなかったし、情報を集めていなかったのも、原因だったと思う。
あとは、あの男の巧みな手さばき!マジシャンもびっくりなはずだ!!
国際バスターミナルで、ホテルの客引きのおじさんに出会い、そのおじさんに今朝の両替のことを話したら、私たちのようなツーリストを狙う悪徳な闇両替屋というのがあとをたたないそうだ。きっと、私たちもカッコウの獲物だったに違いない。
ブルガリアは、3日間の滞在だった。初めの詐欺事件からなかなかテンションがあがらなかった。
ホテルに着いてしばらくは、騙し取られたお金の事で脱力して動けなかった。
これまで、貧乏旅行してきたから、「20000円あれば・・・・。」なんて、思うと悔しかった。

左右)ブルガリアの街並みです。歴史の重さを感じる建造物が多いです!
片隅に、全身日焼けした私がいます。この頃は、本当に真っ黒でした!!
そんな精神状態なので、事あるごとに喧嘩していた。
例えば、まだ結婚もしていないし、子供もいないのに、子供の教育問題で言い合いになった。
私は、「私立に入ってエスカレーター式に学校生活をしたほうが楽じゃない?」って、言う私に、
「公立でいいんや!いい学校に行きたいなら、自力で入ったらいいんや!!」と、ムキになって言い返してくるkappa・・・。
何で、子供もいない中で、軽〜くいった一言で、ここまで言い合いになるんだろう?と、思えるほど言い合いになった。
そして、町並みもなんとな〜く社会主義の支配を感じるちょっと暗い感じと、外食文化がそれほど盛んでない為に
食事もいまいちだったので、余計テンションがさがっていくことに拍車をかけた気がする。
けれど、この両替詐欺は、後々海外を歩く際にとても勉強になった事件なので、今となっては良い経験になっている。
何となく、沈んだ気持ちのまま「エクリプス(皆既日食)」を見にルーマニアのブカレストに向かった。 〜つづく〜

ブルガリアからルーマニアに向かう国際列車です!!国際列車に乗るのは
この頃には慣れてきてましたが、イミグレはどの国でも緊張する瞬間ですね。
2005年9月25日
SUMIN 編集