なぜ、自転車でオーストラリア大陸横断なのか?



 なぜ、オーストラリアを走るのか? 

大学時代の夏休みは、毎年バイクで北海道にキャンプツーリングに数週間行っていた。
出会うライダーの中に海外、特にオーストラリアを走って来た人と、何度か出会った。
そんな人達と話をしているうちに、「いつかは俺もバイクでオーストラリアを走りたい」と考えるようになっていた。
環境的にも恵まれている。ワーキングホリデービザという1年間滞在できるビザがあり、英語が通じる国。
1つの国なので国境越えの面倒もなく、それでいて色々な顔をもつ国だからだ。


       

20歳前後の頃 北海道バイクツーリングをしていた頃のKAPPA
この時に、林道などの大自然の中をバイクで走る楽しさを知り、キャンプ技術も身につけました。
そして、色々なライダーとの出会いと楽しさが、その後のオーストラリア自転車横断への布石となりました

左) 北海道最北端・稚内からフェリーで渡った所にある利尻島にて
右) 北海道でも最も長い林道の一つ 道東スーパー林道にて





 では、なぜ自転車なのか?
当初は、バイクでオーストラリア大陸を1周しようと考えていた。
しかし、最初に会社の上司に言った時に、「そういうのは学生がする事やろ」と言われた。
たしかに、学生時代からしたいと思い決断出来ずにいた自分がいたので、「社会人の自分が今さらする事ではないのか・・・」と思った。
最初に上司に言ってから1年。挑戦したいという気持ちは変らず。
けど、上司の「学生時代にする事」と言う言葉に、自分自身にも心の何処かに引っ掛かる所があり、会社を辞めて自分が挑戦するには、もう一回り大きい24歳の自分に出来る限界に挑戦をしよう!と思い立つ。
その中で出てきた結論が、自転車でのオーストラリア大陸横断だった。

   




大学を卒業して2年半後・24歳の時に書いたメッセージ
オーストラリア自転車大陸横断前の決意表明(当時のホームページより)


大きな冒険の予定

コンピュータソフトメーカーの営業として仕事をしてきたが、人生の冒険に出ることにした。
7月末日で退職し、9月上旬にオーストラリアに渡り、自転車で大陸を走る。
オーストラリアに行きたいと思ったのは、大学2年の頃からだ。
1年休学していこうかと考えたが、実家(神戸)から離れて(東京に)住み
私大に通う自分にとっては、金銭的な問題もクリア出来ず、1度はあきらめた。

それから、5年後の今年、ついに決心がついた。
仕事は、やる気さえあれば、30代、40代でも良い仕事が出来ると思う。
けど、会社を辞めて、1年間かけて、世界を自転車で走るというのは今しか出来ないと思った。
結婚、世間体、仕事、常識、子供、年齢、気持ち・・・ 段々、旅立てなくなりそうな気がする。
10年後にやりたいと思っても、パワーもないし、行ける環境でないと思う。
会社を辞めて、行こうと考えたのは、去年の2月(15ヶ月前)位からだ。

1年以上考え悩んだけど、それで良かったと思う。
今は誰から何と言われても、気持ちは変わらない。
1年間全然気持ちが変わらなかったから、迷いが自信に変わった。
他人からどんな批判を受けようと、自分の進む道(夢)を一歩一歩進む。
俺は、自分の生きる魂を生活に埋没させたくない。いつまでも、燃えていたい。

                                               1998 年 6月




2005年7月17日
KAPPA 編集